【キセルのお掃除】宝船煙管編【100均モール使用可能】

キセルを使っていると、煙道内にどうしてもヤニや吸い込んだシャグなどが溜まってしまいます。今回はメンテナンス性抜群の『宝船煙管』を掃除します。

掃除道具の説明

アルコール

ヤニはアルコールに溶けやすいため、掃除には最適です。

画像で使っているのは、消毒用エタノール。

エタノールが76.9~81.4%入っています。

スポイト

アルコールをキセルに流し込むために使います。無くてもいいですが、あったほうがいいですね。

100均のモール

宝船煙管は分解洗浄が可能です。

「丸福」のように分解できないもので使うと、モールの毛がちぎれて中に詰まる可能性もありますが、分解できるなら取り除くことも容易です。

分解できるからこその100均モールなのです!

分解できないキセルには専用のものがありますので、そちらを使いましょう。

ティッシュ

机にひいたり、拭き取りをしたりと役に立ちます。

綿棒

拭き掃除や、アルコールのふき取りに役に立ちます。

つまようじ

細かい所に溜まったシャグや、火皿の留め具部分に使います。

汚れの確認

外観


外観はそこまで汚れているとは思えません

火皿取り付け部分

水気を吸ったヤニが浸透しています。

掃除をさぼると、ここからヤニがしみ出してきて手が汚れます。

その他ねじ止め部


火皿取り付け部ほどではありませんが、ここにもヤニ汁が溜まっています。

ネジを緩めないと確認できません。

ここも油断するとしみだしてきます。

火皿


火皿の縁にシャグの燃えカスやヤニが付着していますね。

毎回、燃えカスは落としているのですが、しばらく使うと焦げ付いてしまいますね。

火皿内も毎回灰を落としたり、ティッシュで拭いたりしているので目立った汚れは見当たらないように見えますが、実はコレ、全体的にうっすらとヤニが付着しているのです。

雁首パーツ

ここが一番汚れます。吸い込んでしまったシャグがヤニ汁と混ざって頑固な汚れになってます。筒状ではありますが、90度曲がっていますので、お掃除も大変です。

羅宇パーツ

筒内にヤニが溜まっています。ちょっと頑固なので、モールを使ったお掃除を一工夫します。

吸口パーツ

あまり汚れませんが、内部にヤニは溜まります。たまに掃除をさぼっても、さほど影響が出なかったりします。

掃除をする

1.ヤニを溶かすためにアルコールを入れる

キセルの掃除の敵は「ヤニ」です。

幸いヤニはアルコールに溶けやすい性質を持っていますので、まずはアルコールに漬けます。

このように袋に入れて漬けてもいいのですが、アルコールの消費も激しいので、私は次のようにしています。

分解する前、ティッシュなどで台座をつくり、キセル内にアルコールを流し込んでしばらく待ちます。

すると、このように、ヤニが溶けだしてくるのがわかります。

雁首部分のシャグもアルコールを吸って柔らかくなります。

2.アルコールの準備

掃除にはアルコールを多用します。

小皿に出しておいて、スポイトなどで使う分を取り分けます。

私は小皿を用意するのが面倒なので、キャップを使っています。

3.雁首部分の掃除

一番頑固なところから始めます。

まずはつまようじで、目に見えるシャグを取り除いていきます。

続いて、アルコールを染み込ませた綿棒で中を掃除します。

汚れているので何回か掃除します。ネジの部分も忘れないようにしてください。

次は火皿をつけるところです。ここは綿棒は入りませんが、ねじ込むことはできます。

綿棒をネジに見立ててねじ込んでみましょう。

忘れがちなのが雁首中央部。ここは綿棒も入りませんので、モールを使います。アルコールをしみこませたモールを突っ込んでゴシゴシします。

最後に、アルコールをスポイトで少しいれて、すすぎをします。

細かいシャグやヤニも拭き上げ時に取れるはずです。

4.羅宇部分の掃除

単なる筒なので掃除は簡単そうに思えます。

しかし、内壁にこびりついているヤニを取るには、モールは細すぎます。

そこで、モールをジグザグに曲げたものを使います。

こうすると、角が内壁にあたり、ヤニを削り取ってくれます。

モールにはアルコールをしみこませてあります。

かなり汚れが取れます。掃除中ヤニの溶けだしたアルコールがしたたり落ちますので、ビニールなどをひいて作業するとよいでしょう。

5.吸口部分の掃除

羅宇につなげる側と口につける側で太さが違います。

羅宇につなげる側はアルコールをしみこませた綿棒で掃除します。

口につける側はアルコールをしみこませたモールで掃除です。

口につける部分にヤニが付かないよう、モールは羅宇側に引き抜きましょう。

6.火皿部分の掃除

基本的に拭き掃除です。ネジ部分の穴が細いのでここはモールで掃除します。

7.外側の掃除

キセル喫煙は見た目も大事です。中の掃除だけではなく外の掃除にも気を配ります。

普段からティッシュなどで拭いてはいますが、やはりそれだけでは取れない汚れもわずかにあります。

アルコールを少し振りかけてきれいにします。

8.乾燥

全ての掃除が終わったら、すみっこなどに残っているアルコールを拭き上げます。

細かい所はティッシュでこよりを作って吸い込ませるのがよいですね。

その後、数分程度乾燥させてください。

特に、エタノールにほかのアルコール(イソプロパノールなど)が添加されている場合です。

消毒用アルコールのほとんどが唇周りに使用しないように注意書きがされています。

完全に乾燥させたら問題はないです。

さいごに

少しヤニの匂いの残るキセルも味があるのですが、やはり限度があります。

満足のいく喫煙をするためにも定期的な掃除を心がけましょう。

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